2011年5月28日土曜日
久しぶりの友人と不思議な再会
昨年の話になって恐縮ですが、オーディオフェアー的なイベント会場で、懐かしの時代に私が体験した数々の出来事を、皆さんにご紹介をしながら、話が盛り上がった時、こんな出来事がありました。
その昔、東芝が主催したオーレックス・ジャズフェスティバル(1979年)のなつかしの現場話でした。
オーレックス・ジャズフェスティバルのライブアルバムの録音は東芝EMIが担当する事になり、私もこのイベントのスタッフとして参加、もちろんTV、ラジオの中継現場の数々の交通整理も東芝EMIが行いました。
世界の一流ジャズミュージシャンが参加するこのジャズフェスティバル、当時としてはインパクトの強い
イベントで、会場は東京 武道館、大阪 万博記念公園、横浜 横浜スタジアムでの開催でした。
録音現場には大型の録音中継車を用意し、当時としては最新の録音方式である16TRACKアナログテープレコーダーで録音をしました。録音ミキサーはアメリカ ロサンジェルスにあるオーシャンウェイStのオーナー Mrアラン・サイズが来日しました。
音合わせ等々順調に進み、最後の大物アーチストのベニー・グッドマン楽団の音あわせ時、彼のマネージャーが中継車に来て一言、べニー・グッドマンはアラン・サイズが録音するとは聞いていない!
と言い出しました。いやはや参った。
この中継車で録音をしておかなくては、私の大親友ニッポン放送佐藤晋さんの担当番組が出来なくなるからです。
そこで私が一言・・。
では、ベーニー・グッドマンの記録用録音は僕がやりますがそれでOKしてくれますか!。
マネージャーはOK!、言ってみるものですね。
ベニー・グッドマンの本番中、アラン・サイズ氏は私の後ろに立ち、私の録音をじっと聴いていました。
録音後、アランは行方、君と友達になりたい!とオーシャンウェイStの名刺を手渡し、ロスに来たら
いつでもOKだから電話下さい・・・。こんな出会いがあったのです。
話が長くなりましたが、冒頭でお話しした昨年のオーディオイベント時にこんな話をして、グッドマンのその時の曲を再生したところ、途中で試聴室に外人が入ってきました。
ナナナント見たことのある男!アラン・サイズ氏が、私が話しているブースとは知らずに入ってきたのです。
彼はオーシャンウエイStのモニタースピーカーを別ブースでDEMOするために来日していたのです。
私は自分のイベント終了してから彼のブースに行き、彼の設計したモニタースピーカーを聴き、
出会いとは不思議なものだね・・。とつくづく思いました。
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武道館のベニーグッドマン聴きに行きました。今でもはっきりと覚えています。
返信削除オーレックス・ジャズフェスティバルはこの他にも、素晴らしいアーティストが沢山出演していましたね。CD化されてるんでしょうか?