2011年11月23日水曜日

幕張メッセのinterBEEに参加

先週は幕張通いを行いました。幕張メッセで行われた interBEE (放送機器展) に、シンタックスジャパン社が出展、そのブースでは先日私が録音した、神戸JAZZでの50trackマディ信号のオリジナルサウンドを来場されたプロのエンジニアーの方々に聴いていただき、その隣のPCで、そのマディ信号を、私なりにミックスダウンした音源を再生し、マルチトラック録音の現状サウンドを体験して頂きました。
残念ながら、会場ではスピーカーでガンガン鳴らす訳にはいかず、ヘッドフォンでの試聴になりましたが、初期の目的は達成したイメージです。
 写真は神戸JAZZ当日の中継室の状況ですが、ご覧のように機材は非常に少なくマディシステムの優位性はこの一枚の写真でお解りいただけるとおもいます。
当日はこの機材でマディ信号の録音をはじめ、FM放送用音源、ユーストリーム中継放送の音源までを担当させられました。
2CHのステレオ音源はマディ信号を、スタインバーグ社のNuendo5でマルチトラック化し、モニターミックスミキサーでバランスを取りオンエアーサウンドを作り上げました。
久しぶりの2CH同時録音、バランス作りは疲れましたが、むかしの2CHダイレクト録音を思い出し、まだまだ腕は落ちていないぞ・・、と自負させて頂きました。
神戸JAZZ当日のシステムは、シンタックスジャパンのホームページで紹介されておりますので、そちらの方をご覧になって下さい。
今回のシステムアップには、シンタックスジャパン、ヒビノ音響、TOA、ジーベック、スタインバーグ社のご協力によって作り上げられました、ご協力有り難うございました。
何はともあれ、新しいライヴ録音の現状をご紹介できましたので嬉しい限りです。

2011年11月2日水曜日

神戸Jazz やっとMix終了

今回の神戸Jazzは最新の機材を使っての、マルチレコーディング方式で録音をスタートさせました。昨年の神戸Jazzの録音時の体験を活かし、今年は完璧なシステムを構築しました。
PA用のデジタル卓をヒビノ音響(日比野会長)さんに我が儘をお願いし、DiGiCoシステム使わせて頂きました。もちろんPAオペレートは現役バリバリの方にお任せし、私の方はそのデジコ卓のタワーからMADI信号を、1本の同軸でいただいてくる。メインPA卓、ミュージシャン用PA信号もこのタワーからのパラ分けである。数十年前に規格化されたMADI規格、現在このように利用されている事を考えると素晴らしい規格だったんだな・・、と考えさせらました。このMADI 出力を(なんと同軸ケーブル1本で48チャンネルオーディオ出力)中継室に引き込みRMEのMicstacyに入れ、PAでは必要じゃないオーディエンスマイクを2本プラスし計50chでの録音になりました。
本番当日は私の50本のマイクミックスのアウトにFM、Ustream、がぶら下がるため、MADI信号をスタインバーグのNuendoに入れ込みモニターミックスでぶら下がり各社に音楽を提供してあげました。Ustreamを見てくれたユーザーさんからは音良かったよ ! 。と激励。久しぶりのダイレクトサウンドの送り出しで疲れましたが心地よい疲労感で終了しました。
東京に帰りNuendoでEQ、COMP、等々エフェクトを加えトラックダウンを行い、完成したマスター
音源をWaveLab-7に立ち上げマスターリングを行い3週間をついやした神戸Jazz '11のマスターサウンドが完成です。