2011年12月5日月曜日

若者との出会い

昨日(12月3日)、お茶の水で オーディオユニオン 主催のPCオーディオコンサートに参加させて頂いた。
今回は第一部で  若手評論家の岩井 喬氏が往年のロックサウンドの名作の数々を、現在の技術でリメイクしたサウンドを解説をしながらのコンサートになった。

第二部は私のいつもながらの何が飛び出すかわからない、とりとめのないコンサートに相成った。
ただ、今回は最後のコーナーで真面目に、私のブログでもご紹介した神戸ジャズの実況録音の現場で作られた,マディ信号を試聴素材として使い、現状のライブレコーディング現場の音をまずは体験して頂き、録音現場の雰囲気を味わっていただきました。
次にその素材音楽を、マルチトラック化したミキサーでミックスダウン作業のときの音つくりイメージを体験して頂き、普段では滅多に聴くことの出来ないサウンドの世界を体験して頂いた。つまりトラックダウンミックス作業でソロ楽器レベルやエレキベースの音作り等、細かくイコライザー、コンプレッサー、リヴァーブ等を操作し、ミックスダウン時に聴いているサウンドを体験して頂き、次にミックスダウンされた2chステレオサウンドを、次のステップのマスターリング作業でサウンドイメージがどう変わって行くのか・・、そんな現在の現場サウンドを元音源から、最終音源までを体験して頂いたわけだ。
リスナーの方々はマスターリングされた音だけを、いつもは聴いて頂いているいただいてる訳だが、今回はその前の素材音源も同じ曲で聴いて頂いたわけだ。
さて、ミックスダウン、そしてマスターリングサウンドを聴いて頂き、今回のイベントはお開きと言うことになったわけだが、来場して頂いた若者から個人的に、今のお話しに興味が有るので、コンプレッサー、イコライザーなどは、どの楽器にどの程度つなげているのか、教えてほしいとのリクエストがあり、会場の都合でスピーカーや大型の機材を片付けている間に私のコンピューターだけを電源が落ちないようにケアーをしながら若者にデーターを見て頂きました。
この楽器はコンプを入れ、この楽器はコンプ、イコライザーの順に入れています、とか楽器によってコンプの動作状態はこの程度・・、リヴァーブはここで強くかけてます等々、ミキサーの画面をお見せしなから説明し納得して頂きました。
私は、この若者に興味?を持ち、今日はどちらからいらっしゃいました?と聞いてみました。
なんと、嬉しいことに昨日の夜行バスで大阪から来ました ! とのこと、このイベントのために?と聞き直すと、そうです、との答え、今後はプロとしてやっていくのかどうかは聴きませんでしたが、音楽録音に対しての思い入れは相当なものだと言うことをガツン!!と感じ取りました。
今日はどうするの?と聞きましたら、これから夜行バスで大阪に帰ります。との答え、頑張って!
日本の音楽文化に貢献する次世代の若者と逢えたと感じる出会いでした。
別れ際におじさんに何か聴きたいことがあったらこのメールアドレスにメール下さい、知っていることは何でもお教えしますから・・・。
すがすがしい若者でした。次世代の音楽録音世界もこのような若者に支えられ発展していくのではと、感じずにいられない出来事ですた。

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